やほ〜衣です。
インドから帰ってきて、すなぶくろの制作や販売が無事終わり、ひさしぶりにフィールドノートを書いています。
インド滞在の細かいあれやこれやについては六月にオンラインでお話しできるタイミングを作ろうと思っているので今回はおっきい体感の話。
多分、ずっと私をフォローしてくれているフォロワーさんたちは気がついているかもしれませんが、衣、インドから帰ってきてからハジケすぎじゃない?もはや人格変わってない?!!
はい、そうなんです。まぁ人格が変わったというよりはSNSが仕事になる前の自分に戻ったと言う体感。
学生の頃のわたしの信念は「自分は自分」。人のことなんて全然気にせず「自分のやり方」をすごく大切にしていたし(というかそれしかできなかった)根拠のない自信でたっぷりだった。数学の先生がなぜか手相を見られて、「あなたはいい自己中ね〜。」と言われて「えへへ!やっぱりね!」とそれを大喜びするようなヤツ。笑
それから色んな場所で暮らして色んな人と関わり、(ここまではよかった)自分で事業をして心身ともに疲弊しこちらに詳しく書いてあります泣、YouTubeを始めて、当時ちょいとバズったことで色々と喰らってしまい、今思えばおかしな捻れ方をしてしまったようです。
田舎での事業でも、YouTubeでも、自分の知らないたくさんの人たちの目に晒されて、頼んでいなくとも色んな評価をつけられる。(それはそういう仕事だからな、というのは置いといて)時にはよく分からない感情をぶつけられたりSNSでも実生活でも執拗に追いかけられたり。
私はそういった状況から実生活にも喜びや幸せに目を向けられなくなり、恐怖心が勝ってしまうようになり、対人関係でもSNS上でもかなり控えめになりました。全てにおいて自分の気持ちより相手の気持ち優先の思考。
でもそれでは自分の人生は崩れてしまうし、長い目でみて相手にとってもよくないということ。間違っているし、なおしたい。と強く思っていたけれどどう頑張ってもなおらない。小さい頃は自分を大切にできていたのに、どうしてここ数年の出来事ごときでこんなに変わってしまったんだろうと結局自分を責めてしまう。
だからそもそも人とあまり会わないように仕事しよう。SNSも最小限でいいや。という結論に達しそんな感じで最近やっていました。
ゴールデンウィークに友だちに会いたくてインド行こ〜っと、自然療法が本職の人間としてはアーユルヴェーダも学びたーい!という軽い気持ちでパスポートとビザをとってスタコラサッサと向かいました。
インドのことは何も知らずに。笑
そしてアーユルヴェーダ施設に到着したら集団生活スタートです。わーーーい!久しぶりにたくさんの人に出会えて楽しいかも!!⇨うはぁ、集団行動避けてきたから疲れが…出てきた…。それから自分の悪い癖に向き合うことになります。身体はパンチャカルマでデトックスしているのに心はどんどん毒素が溜まっていくような…。
そして未知の国インド。空気は悪くてもう交通ルールなんてなしのカオスの世界。道路もボコボコでよく分からん水が溜まっている。アウトドアも好きだし旅もよくしてきたといえどピカピカの日本で暮らしてきたわたし。ゴミだらけの町にびっくりぽん。
そしてコロナで高熱。40℃近くでてもうこりゃやばいよ!もう無理だよ!と。
そして高熱が治ってきたと思ったら今度は予定より早い生理が始まる。おいおい踏んだり蹴ったりじゃないか。(だからガンジス川で泳げなかった)
そして極め付けに手足に謎の湿疹が出始めて痒いし痛いし、まだ微熱も出てるから身体がずっと暑い。
(パンチャカルマ後にこんなカオスな状況にいたらそら身体も休んでくれサイン出しまくる)
でもでも…せっかくインドに来たんだ!!もっと町も見たいし買い物も行きたい!と無理やり町に繰り出す。もうこのころにはヤケクソになってこわいものなんてないからカオスの町をずんずん進んでいく。トゥクトゥクだって地元民価格までねぎってやる!!
英語だってぜんぜん喋れないけど中学英語の単語くらいわかるしコミュニケーションはとれる。強気にいってやる!たくさんしゃべってやる!で、お買い物も値切りまくる。ついでに友だちのも値切っちゃう。
もうどうにでもなれと周りの人にもどんどこ自分の気持ちを伝えていくように。もはや頑張らない。疲れたら疲れた、辛かったら辛い、無理ににこにこする必要もない、そのまま。
はいぃ!!というわけで新しい人格爆誕!というかこれ、本当の私?昔の私?
わーーーい!あんなに卑屈になって凝り固まっていた心がインドで爆発して元に戻った!もう良い自己中でも悪い自己中でもどっちいいから自分を優先できる自分に戻ってきたぞ!!!嬉しい!!
それにインド人と話したりコミュニケーションをとっていると、とても信心深くて(その宗教の経典にちょちょいとポイ捨てはやめましょうと書いてくれたら嬉しいナ)思いやりがあって、なんというかまっすぐで自分の心に忠実な印象で。病んだ心を持っていない本来の人間の姿ってこんな感じなんだって。
ここから私は学びました。自分を大切にしていくために、、、瞑想がいいよ!この食品いいよ!アーユルヴェーダがいいよ!自然療法がいいよ!この壺買うといいよ!じゃなーーーい!!!
もちろんそれらはきっかけにはなるけど本来の威力は発揮されない。本当に自分と向き合い変わりたいと思った時、何か特別なものを取り入れるよりもまずベースである自分の当たり前を、当たり前じゃないと気が付き、その時苦しくても本当に自分の心が求めている方へ腹を決めて方向転換するしかないんだ。それがたまたま今回はショック療法的に強制的にインドで起こった。
パンチャカルマで強烈デトックス、見たこともないカオスな町、インド人の心のまっすぐさ、そして個性豊かな最高なお友達たちによってそれは起こったんだ。
そうやってベースが変わりはじめてからやっと日々の瞑想や、素晴らしい食品や、自然療法やアーユルヴェーダの威力はさらに発揮される気がする。(壺は不明。)
病気なんて治さんでいい!その根性なおせ!と生徒さんたちに説教していた東城先生の言葉を思い出す。
心が求める方への方向転換は気持ちの良いことだけではないかもしれないけれど、自分の人生をよりよくしていきたいと思うなら嵐も付きものなんだ。自分から嵐へ突っ込んでいくのかもしれないし、向こうからやってくるのかもしれない。
嵐の中にいる時はもう何が何だか分からないし逃げ出したくなっちゃうけど、去ってしまうと入る前の自分とは明らかに何かが変わっているのを感じるし、嵐の中の思い出はとても面白い。(海辺のカフカみたい)その時を一緒に過ごした仲間たちとの最高の酒の肴になる。
日本に帰ってきてから、今の自分の人生がどれほど幸福で満ち足りていたものなのかと気が付き、感謝の想いが溢れて止まらない。(野草もりもりの季節も相まって)
昔の自分の心が少しずつ戻ってきて(良い自己中か悪い自己中かはまだ判別不明笑)でも昔とは違う今の自分の立ち位置に合わせて、新しい自分になっていくための調整をしているところです。
きっとまた恐怖心に負けて自分を大切にできない自分に戻ってしまうこともあるかもしれない。けど、大丈夫。恐怖心なんて幻想だ。インドでの日々を思い出せばまた自分らしくいられるはず。
わたし、とても貴重な経験しちゃった!インドありがとう!インドで嵐の中にいた私をサポートして楽しんでくれた友だちのみんなありがとう!
そして突然インドに行くと言うわたしのスケジュールに合わせてお休みをとって送り迎えしたりるうと車中泊して待っててくれた彼、
家や森の管理やるうの留守番を見守ってくれていた母上、をさらに見守ってくれた家族、
わたしのリールを楽しく見てくれていた皆さん、
ありがとーーーー!!!
私も今、色々な恐怖症や、知らないふりをしてごまかし続けてきた自分の奥底と向き合って、「人生をローンチ!」活動中です。
衣さん、最高ですね!
すごく共感しました
私も娘が生まれる前までは感覚で生きてた人間だったし人にどう思われようと自分は自分でした。それが母親という立場となると世間からあの人は変わった母親だなんてレッテル貼られたら娘が可哀想だと思うようになり、気付いたら自分をだんだん隠すようになっていってしまった気がします。私もいつかまた前みたいに戻りたいな〜。