嫌われ者の自然療法、アトピーを数週間で完治

こんにちは、衣です。

わ〜雪だね。
私は断食の復食でレンコン湯を飲んでポカポカ

昨日ね、こんなDMがきたの。

YouTubeを始めてからこうやって素敵なDMをもらったり声をかけていただく度に、わたしの心の中に宝物が増えます。

感謝の気持ちと共に私と自然療法についてなんだか色々と思い返すことがあったので、今日はそんな話しを綴ってみようと思います。（なんが〜いよっ）

小さい頃から身近に自然療法がありました。というより、生活の一部すぎてそれは自然療法ではなくて私の「暮らし」でした。

赤ちゃんの頃から飲んでいるドクダミ茶、手作りの梅干しを竹葉に包んでちゅーちゅーおやつがわりに舐めたり、休日には公園に出掛けて食べられる野草を教えてもらったり、季節になればたっぷりのヨモギを摘んでお家で近所の子ども達と草餅パーティー。

姉達は家の前に生えている大きな枇杷の木に登って実を収穫したり、地面でキャッチしたりチームワークでたくさん実を集めてくる。2歳の私もそれがやりたくて「わたしにも投げてー！」って言うけど全然キャッチできなくて地面で潰れちゃう。しょうがないなって大きくて甘い枇杷の実をむいて私にくれるから嬉しくて食べながら待っていました。（幼少期の記憶めちゃくちゃあるんです）
その木から母は枇杷の葉を集めて枇杷葉エキスをたっぷり作ってくれる。ケガしても虫に刺されてもいつも塗ってくれるからその匂いが大好きでした。

縫わなくちゃいけないような傷もそのエキスをぬればきれいに治っちゃうから不思議だな〜ってぼんやり見ていました。

大きくなってからはきょうだいみんなでマンションの下に生えているドクダミを集めて駐車場に干す。お年ごろでめんどくさいと思っても美味しいからやめられません。

小学校の裏庭で見つけた梅の木、これ美味しいんだよ〜って得意げに友達に教えて一緒に登って収穫、梅ジュース作り。

それが私にとっての自然療法。ただ自然に日常の中にありました。

生まれた時、
この子は身体が弱いから気をつけた方がいい。

と母は病院の先生に言われたそうです。それはもう本当にその通りだったなと、身に覚えありまくりです。

この日常の中のどれかひとつでも欠けていたら私は今はいなかったかもな、とも。

少しずつ大人になっていって、自分が大好きだった暮らしは自然療法というやつらしいと知って自然食も勉強するようになりました。でもそれと同時にどうやら自然療法や自然食はけっこう嫌われてたりバカにされているらしい、とも気が付きました。（とくに昔はそんな風潮が強かったように思います）

人間の身体なんてみんな全然違うのになんでそんなにひとつの正解を求めたがるんだろうって不思議で、文句言われてもいちいち反論する気にもならないし、自分の中でコソコソ勉強して昇華していくので満足でした。
私はわたしの大切な人を守れればいいもん。ってね。

というわけで私はシャバではなるべく自然療法のお勉強やお仕事をしていることを隠すように癖がついていて、最初の地方移住では表向きでは黙ってました。（家でいろんなもの作って実験したりオンラインで自然療法のお仕事してました）でも、やっぱり雰囲気でバレちゃうみたいで、衣ちゃん、こういうの食べれるの？とかこういうの嫌でしょ？とかオーガニックがいいんでしょ？とかちょくちょく言われるようになって、それがなんだかうっとおしくて、神経質な人って言われてるみたいで、ふんっそんなの食べれるもん！スナック菓子だって出来合いだって食べれるしお酒だって飲んじゃうもん！って出されたものこれ見よがしになんでもモリモリ食べるようになって行きました。（さすがにファストフードはケンタ◯キー出されたのひとくち齧って美味しくなさすぎて無理でした…ファストフード一生食べたくない…）

そして子どもの自然塾を始めて朝から晩まで働きました。もうほんとに寝る間も惜しんで。忙しすぎて自分の食事はもちろん疎かになって、地元の飲み会や食事会にたくさん呼ばれる日々。子どもたちがすごく楽しそうに自然の中で過ごしてくれている笑顔が本当に嬉しくてとてもやりがいを感じていたけれど、私の活動は新聞に載ったりテレビ取材が来るようになって色んな人に応援されたり意地悪されたりするように。根も葉もない噂を立てられたり。田舎だからしょうがないんだけどね、、。私がしてることってなんだっけ？身を削って何のためにやってるんだっけ？人生経験浅い私にはどんどん重荷が増えていき潰れる寸前でした。良いことがあっても悪いことがあっても次第に無感情に。毎日そんな生活をしていて身体に異変が出てきました。

夜中に涙が止まらなくなって大泣きしながら夜更けを待ったり、突然猛烈な腹痛に襲われて病院に運ばれたり、ちょこっとしかなくてそんなに気にしてなかった湿疹が全身に広がっていきました。病院に何軒行っても原因不明。薬も全く効かない。痒くて痒くてしょうがない。自然療法やってきた人間がこんなことになるなんて今なら笑っちゃうけどもう自分がありませんでした。

顔以外全身が湿疹に覆われた時、あ…これまずい、死んじゃうかも。って初めて気がついて泣きながら母に電話したら「今すぐ戻って来なさい、絶対に治してあげるから。」って。

きっとその頃は鬱にもなっていたんだと思います。久々の実家に近づくにつれて少しずつ心が嬉しくなっていく。やっとついて、お母さんの手料理が食べたい！って言うと、ニコニコしながら「うん、治ったら好きなだけ食べてね。」と言って強制断食が始まりました…。荒れ果てた食生活を送っていた私はもうブチギレ。なんで！！断食なんて嫌！！ここは東京、スマホで近所の美味しそうなお店の食べログを見漁って夢にまで食べ物が出てくる日々。でも身体はボロボロ。元気もないしどこにも出かけられない。とりあえず寝込むしかありません。全身のひどい湿疹もやさしく洗ってからビワ葉やすぎなやもういろんな薬草を浸したガーゼを全身に貼って包帯でぐるぐる巻き。まるでミイラ。家族がみんな実家に戻って来てくれてたくさん助けてくれました。

ほんとうにいろんな処置を施されて1ヶ月ほど、じゅくじゅくだった全身の痒みがだいぶ治まってきました。3ヶ月でほぼ完治。半年で影も形もなくなりました。ほらね、お母さん治すって言ったでしょ？病院で治せなくたってお母さんは治せるのよ。

大喜びの私。わーい元に戻ったしまた仕事頑張っちゃお！田舎に戻ってまた同じ生活を始めます。もう今思えばアホすぎて話にならないけれど、すきあらば「やりすぎる」のがわたし。まぁまた再発。でもさすがに前ほどひどくなる前にやべっとなってあちゃちゃ〜またなっちゃったな、と反省。これはもう病気うんぬんというより自分の人生間違ってるんだなぁと。でもみんな喜んでるし私いいことしてるじゃん？誰にも迷惑かけてないのになんでこんな目にあうんだ？とも。腑に落ちないけど現実こうなってるんだから仕方ない。もう一度向き合って勉強しなおそう。病院でもわからなかった病名だって見つけてやる！と。

それからまた自然療法や東洋医学、アーユルヴェーダ、西洋医学、みーんな引っ張り出してもう一度勉強。毎日本やネットで病名も治療法も探しまくる。

ついに見つけた湿疹の病名、「貨幣状湿疹」。現代医学では原因はほぼ不明（大体何でも原因不明なんやねん）、治療法はステロイド。母に伝えたら、ふーんって。病名も原因も知らずに治した母、興味なし。

貨幣状湿疹はある意味アトピー。え？アトピーなんて、なったことないのに大人になってでるなんてあるか？と。最近は大人になってからなる人が急増しているらしい。（ひどい生活習慣が原因だね）

自然療法家、大人になってアトピーになる。なんて恥ずかしい経歴。さんざんアトピーの勉強も食育もやってきたのに何一つ自分に生かさず、自分は大丈夫だなんて傲慢に生きてきたんだ…自然塾やりながらどうしてこんなに自然に背いた生き方をしてきていたんだろう。自分を大切にしないのは自然への暴力。ふぅむ。ちゃんと自分でなおそう。それから減食、プチ断食（プチが私の心の弱さを物語る）。自然食の教えをきちんと守ります。（重病人用の方）今回は軽症だったのもあってあっという間に治っちゃった。なんじゃこりゃ。

数年前しっかり勉強していた私は数年後のあんぽんたんな私にこう言うでしょう、「当たり前だろ、何勉強してきたんだよ。」

身体が弱かったのに周りのおかげで元気に生きてこれちゃった私。やっと身になったね、これが本当の勉強だね。頭に詰め込んだ知識なんて生活に落とし込めなかったら何の意味もない、頭でっかち。

病気や不調さん、わたしの人生を取り戻してくれてありがとう。
今も無理するとポツポツ出てきたりします。あちゃっ人生軌道修正、軌道修正。

そしてそんな自然療法をコロモノココロでも出すつもりはなかった。というか出していないつもりだった、けど少しずつ私の大好きな自然が溢れてこぼれ出していってしまって、それを察知したフォロワーさんたちから次から次に質問が来るように。否定してくる人も全然いないしそれが楽しくなっていっちゃってどんどん喋ったり動画にも出すようになって。

おっと。こりゃあかんあかん、やべー宗教の人だと思われちゃう、変な思想持ってるやつだと思われちゃう、スピリチュアルに全神経持ってかれてる人だと勘違いされちゃう、とすぐ引っ込みます。でもこうやってDMやコメントでありがとうって言いながら私を引きずり出してくれるんです。人の役に立てるってなんて気持ちがいいことなんだ！人のためになっているように見せかけて、みんなのそれは自分自身の実行力や努力だし、私も誰かじゃなくて私を幸せにしているんだ。

そんなことを思い返しました。
ありがとうって言ってくれてありがとうございます。

今年はもっと自分の生活を大切にして、必要な方に届けられるようになりたいと思います☺︎

それでは。